思い出深い柄をいつでも目にできる保存法
晴れ着の「着物」。
何年、年十年と袖を通していないままでも、身に纏った時のたくさんの思い出が甦える大切な物です。
例えば、七五三の着物。華やかな衣装に身を包んだ時の嬉しかった気持ち、屈託のない幼い頃の笑顔、誂えた時の親心……、さまざまな心温まる感情が甦ります。
そして、高価な物ですから、その後、大切に箪笥に眠らせたまま……、という家庭が多いでしょう。

半世紀以上前の七五三の着物
本来、着物は受け継いでいくものでした。しかし、豊かな時代になって、本人の好みが優先され、次の世代が古い着物を喜んで着る例は年々少なくなっています。
着物を着る機会すら少ない昨今、喜んで譲り受けてくれる人を見つけることも難しいのが現実。
もう着ないのだからと意を決して手放そうと思っても、よほど価値のある物でない限り、買い取り業者に出したところで値はつきません。
年十年もけっきょく着ることがなかったけれど、思い出の詰まった大切な着物。
売るほどの価値も無さそうだったら、思い切って印象的な柄の部分だけをカットし、額装にしませんか?
額装ならば、普段から飾ってもいいし、和風な物ですから、お正月の時に飾れば季節感のあるインテリアにもなります。

袖を切り取り、額装に
何より、箪笥にただ眠らせておいたり、ただ手放してしまうより、一部分でも目に触れることで着物も買ってくれた人も喜ぶはずです。
多くの額装屋さんは、絵画の額装だけでなく、こういった布物も額装してくれます。
この額装は東京・恵比寿の「ジンプラ」さんでお願いしました。
額装にした以外の部分の着物は、歯切れだけでも引き取ってくれるお店もインターネットで探せば必ず見つかりますよ。