手軽に後世まで飾ることができる保存法
自分の子どもが生まれ、新しい雛人形を買い、親子2代分を飾るスペースもなく、気が付いたら、
自分の雛人形は何年も飾らず押入れの奥にしまったままという人が多いようです。
飾らないなら、場所を取るし、処分してしまう?
いえいえ、若かりし両親が初節句の時にどんな想いで買ってくれたかと思うと、自分の雛人形をそう簡単に手放すことはできませんよね。
しかし、後世に残しても、その雛人形に対する愛着はどんどん薄れていくばかりだし、
とにかく場所を取ってしまいます。残念ですが、永遠に残しておくというのは現実的ではありません。

50数年前の雛人形
そこで、古い雛人形は写真を撮って額装にすることをおすすめします。
場所を取らない額なら、桃の節句の時期は、新しい雛人形の傍に飾ったり、玄関先に飾ったりできます。
写真だけとは言え、懐かしい思い出を気軽に飾って目にすることができ、長年眠っていた雛人形も、買ってくれた両親も、喜んでくれることでしょう。

さまざまなアングルで撮影した雛人形
そして、眠らせてスペースだけを占領している雛人形は、額装だけを残し、本体はとても切ないのですが、
人形供養に出すなどして、感謝の気持ちを胸に刻み、お別れしてはどうでしょうか。
場所を取らない額装だけなら、後世も昔の雛人形として興味深く保存してくれるはずです。